ある夜、私は夢を見た

私は 主とともに渚を歩いていた

暗い夜空にこれまでの私の人生が映し出された

どの光景にも二人の足跡が残されていた

一つは私の足跡 もう一つは主の足跡であった

これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき

私は砂の上の足跡に目を留めた

そこにはひとつの足跡しかなかった

私の人生で一番辛く悲しいときだった

このことがいつも私の心を乱していたので

私はその悩みについて主にお尋ねした


主よ、私があなたに従うと決心した時

あなたは全ての道において、私と共に歩み

私と語り合ってくださると約束されました

それなのに、私の一番辛い時、一人の足跡しかなかったのです

一番あなたを必要とした時に あなたが何故私を捨てられたのか

私にはわかりません


主は囁かれた。

私の大切な子よ

私はあなたを愛している あなたを決して捨てたりしない

ましてや 苦しみや試みの時に 足跡が一つだったとき

私はあなたを背負って歩いていた
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